ジャーマンレイルパスって何?
ジャーマンレイルパスはドイツを鉄道で旅行する際に、とっても便利でおトクな鉄道パスです。
DB(ドイツ鉄道)が発行しており、このパスがあればDB全線に乗り放題です。
ドイツの新幹線といわれるICE(インターシティエクスプレス)から、大都市近郊電車のSバーンもカバーしています。
ジャーマンレイルパスで乗ることのできる列車を以下にまとめました。
・EC(EuroCity)・・・ヨーロッパ都市間特急
・IC(InterCity)・・・都市間特急
・IRE(Inter Regio Exprees)・・・地域間快速
・RE(Regional Express)・・・地域快速
・RB(Regional Bahn)・・・普通列車
・S-Bahn・・・近郊列車
また、ドイツ国内だけでなく、ICEやICバスを使うことでドイツ国外の特定の都市にも行くことができます。
以下の都市に行くことができます。
・ブリュッセル(ベルギー)
・インスブルック(オーストリア)
・ベローナ、ボローニャ、ヴェネツィア(イタリア)
交通手段:ICバス
・プラハ(チェコ)
・コペンハーゲン(デンマーク)
・ミラノ(イタリア)
どんな種類のパスがあるの?
どの程度の期間使うか?という点でたくさんの種類がありますが、大きく分けると2種類です。
・フレキシータイプ・・・1カ月以内で利用日を飛び飛びで決めることができるタイプ
フレキしータイプの方がやや割高ですが、使わない日をはずすことができるので、旅行の計画をよりフレキシブルにできます。
計画がはっきり決まっていないのならば、フレキシータイプをお勧めします。
ただ、もとから連続して使う予定しかない場合、連続タイプの方で十分です。
価格は?
価格は以下のようになっています。
大人、大人(セーバー)、ユース(26歳未満)の区別で価格が分かれます。
セーバーは、2人以上で同伴して行動する場合の1人あたりの価格です。通常価格の25%オフになります。
ユースでは、20%オフの価格になっています。
ユースにはセーバーの設定がないので、ユースの方でも2人以上で行動する場合には、セーバーの価格で買った方がお得になります。
1等 | 2等 | |||||
有效期間 | 個人 | セーバー | ユース | 個人 | セーバー | ユース |
3 日 連続使用タイプ | ¥32,700 | ¥24,200 | ¥26,400 | ¥23,900 | ¥18,300 | ¥19,500 |
4 日 連続使用タイプ | ¥35,200 | ¥26,400 | ¥27,700 | ¥26,400 | ¥19,500 | ¥20,800 |
5 日 連続使用タイプ | ¥37,700 | ¥28,000 | ¥30,200 | ¥27,700 | ¥20,800 | ¥22,700 |
7 日 連続使用タイプ | ¥45,900 | ¥34,300 | ¥37,100 | ¥34,000 | ¥25,500 | ¥27,100 |
10 日 連続使用タイプ | ¥54,700 | ¥40,900 | ¥44,000 | ¥40,300 | ¥30,500 | ¥32,700 |
15 日 連続使用タイプ | ¥76,700 | ¥57,200 | ¥61,600 | ¥56,600 | ¥42,500 | ¥45,300 |
1 カ月有効期間内3 日 | ¥34,000 | ¥25,200 | ¥27,100 | ¥25,200 | ¥18,900 | ¥20,200 |
1 カ月有効期間内4 日 | ¥36,500 | ¥27,100 | ¥29,000 | ¥27,100 | ¥20,200 | ¥21,400 |
1 カ月有効期間内5 日 | ¥39,000 | ¥29,000 | ¥30,800 | ¥29,000 | ¥21,400 | ¥23,300 |
1 カ月有効期間内7 日 | ¥47,800 | ¥35,900 | ¥39,000 | ¥35,200 | ¥26,800 | ¥28,300 |
1 カ月有効期間内10 日 | ¥61,600 | ¥45,900 | ¥49,100 | ¥45,300 | ¥34,000 | ¥36,500 |
1 カ月有効期間内15 日 | ¥86,800 | ¥64,800 | ¥69,200 | ¥62,900 | ¥47,200 | ¥51,600 |
チケット価格のグラフ
表だとかなり見にくいので、試しにグラフにしてみました。
連続使用のチケット価格
1等の大人料金は飛びぬけて高く見えますね。貧乏性の私には、1人で旅行するなら1等列車なんか乗るんじゃない、と言われてるようにも感じます。
こうしてみると、1等のセーバー価格と、2等の大人の価格がほぼ一緒です。
もし、2人以上で旅行することを考えているのなら、1等車両に乗ってみるという選択もありだと思います。
フレキシータイプのチケット価格
フレキシータイプにすると、全体的に高くなります。15日使用の1等のチケットが8万越えです。こうしてみると、高くみえますね。
1日当たりの価格のグラフ
せっかくなので、1日当たりの価格を出してみました。
連続使用の1日当たりのチケット価格
当たり前ですけど、15日連続使用のものは1日当たりにすると、相当安いです。2等で1日当たり3000円を切るレベル。
15日間、毎日電車を使うってなると相当ハードですけど、これだけ期間があればICEでドイツ全土を旅行できそうです。
逆に3日間のものは相当高くなります。特に1等は1日で1万円以上使わなければ、ペイしません。
ただ、3日という短い期間であれば、切符を買う時間や手間暇などを差し引いての価値になると思うので、一概にお勧めできないとは言えません。
連続使用タイプなら、一度バリデーションすれば、後は自由に使用できますからね。
フレキシータイプの1日当たりのチケット価格
正直、フレキシータイプと連続使用タイプってそんなに値段変わらないですね。特に15日使用するなら、使用できる日にちを指定できるフレキシータイプの方が圧倒的に有利だと思います。価値の差が価格差に反映されてないと思います。
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