10年前に買ったLet’s Noteがあったのですが、起動に時間がかかり過ぎ&HDDの爆音が酷いため、使い物にならなくなっていました。
立ち上げに体感で5分くらいかかっていたと思います。動作も重く、頻繁に固まり通常使用に耐えられない代物でした。
型番は「CS-F9」でして、CPUこそCorei5ですが、「Core i5 560M」であり、開発アーキテクチャはWestmere、コードネームArrandaleという第一世代のCore iシリーズになります。
最初期のNehalem世代とプロセスルールは同一の32nmでして、Nehalem世代のものにグラフィック機能が追加されたタイプになります。
初期のCore iシリーズとしては、第二世代のSandy Bridgeの一つ前の世代のものになります。
当時はノートPCの中でも高速だった部類だとは思いますが、今では見る影もありません。
Windows 10へのアップデートを済ませたあたりから、通常の使用すらままならなくなってきていました。
CPUはまだしも、ボトルネックとなっていると思われたのがHDDです。
そのため、SSDに換装すれば通常使用(ネットサーフィンやOfficeソフトの使用)には使えるのではないかと思いました。
そこで、保有していたSSDを使用してLet’s Noteを改造することとしました。
必要なもの
・SSD
SSDは以前購入していたものになります。2TBと大容量ですが、比較的安価でオススメできます。
・ドライバー
HDDを交換するのにドライバーが必要です。安いですが、普通に使えます。
手順
交換編
PCを裏返し、バッテリーを取り外します。
バッテリーをはずした後の脇の部分についている蓋がネジで止まっているので、それをはずすとHDDを取り出すことができます。
白いシールを引っ張ると、取り出すことができます。SATAケーブルからHDDを取り外しました。
取り出したHDDと取り付け予定のSSDを並べてみます。
大きさは同じくらいですが、厚みが若干違います。HDDは9.5mmで、SSDは7mmです。
スペーサーをSSDに貼り付け、SSDの厚みを9.5mmに合わせます。
HDDにくっついていてシールをSSDに付け替えます。
これを付け替えないと、SSDを取り出すのがかなり難しくなります。
SATAケーブルをSSDに取り付けます。
SSDを挿入します。奥まで挿入すれば、交換完了です。
インストール編
USBでWindowsのインストールメディアを作成し、インストールを実行します。
USBでインストールするため、セットアップ画面で優先順位を上げます。
USBを差し込んで起動すると、インストールが始まります。
もともと32bitのものがインストールされていましたが、64bitのものをインストールすることにしました。
SSDをインストール先に選択し、インストールを実行しました。
結果
もともと起動までに5分以上かかっていましたが、交換後は25秒程度にまで短縮することができました。
各種動作も非常に軽くなり、しばらくはこのままやっていけそうです。
もともとコンパクトで、使い勝手はよかったのでかなり満足できました。
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