先日、USB3.0の内臓カードリーダーを設置しようとしたときに、USB3.0のピンヘッダがなくて困りました。
USB3.0ピンヘッダとは何か、USB3.0のピンヘッダは以下のようなオス型の端子です。基本的にマザーボードに付いています。
私のPCのUSB3.0ピンヘッダは既に埋まっており、空いているピンヘッダはありませんでした。
USB3.0がないときにピンヘッダを増設する手段を調べたので、情報共有いたします。
手段としては3つあります。
USB3.0のポートを使用するか、カードで増設するか、USB2.0のピンヘッダを使用するかのどれかです。
手段
1.USB3.0のポートを2つ使用する
PCに余剰のUSB3.0のポートが2つ余っているのであれば、これが最もお勧めです。USBケーブルを繋ぐだけでよいので、簡単です。
私もこの方法を選択しました。
BULLET社の「CUSB10」というケーブルが使えます。
注意しないといけないのは、USB3.0のポートが2つ必要であるという点です。
USB3.0のピンヘッダは、もともとUSB3.0のポートを2つ使用することのできるピンヘッダですので、逆にUSB3.0ポートからUSB3.0のピンヘッダへ変換する場合には2つのポートが必要になります。
このケーブルを使って、カードリーダーを増設してみました。
2.カードを増設する
この方法は、マザーボード上でPCI Express 1×が余っているときに取れる手段です。
以下のカードは不足しがちなUSB3.0のピンヘッダを2つ増設できます。
私の知る限りでは、このカード以外に、USB3.0のピンヘッダを2つ増設できるインターフェースカードは存在しませんので、かなりオススメなインターフェースカードです。
(2019年9月追記)
今調べてみると、いくつかのショップから同じようなインターフェースカードが出てるようですが、写真を見る限り、同一のカードに見えます。
3.USB2.0のピンヘッダを使用する
USB2.0のピンヘッダからUSB3.0のピンヘッダへ変換する方法です。この手段はできれば取りたくないです。
この方法で接続した機器は、せっかくUSB3.0に対応しているのにUSB2.0の規格になってしまいます。
ただ、USB3.0ポートもPCI Express ×1も空きがないときにはとても有効な手段だと思います。
まとめ
USB3.0のピンヘッダはマザーボードにもそんなにたくさん付いているわけではないので、必要になっても足りないという機会は多いと思います。
その場合、マザーボードの換装というのはあまりにももったいないので、なんとかしてUSB3.0のピンヘッダを増設した方がよいと思います。
補足
例えば、以下のマザーボードにはUSB3.0ピンヘッダが4つとUSB3.1ピンヘッダが2つついています。凄まじい数ですね。
これだけあれば、足りなくなることはないと思いますが、USBピンヘッダのためだけにマザーボードを交換するのはもったいないかなと。
コメント