死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」を読んだ感想と考察

理系出身の私ですが、死後の世界というものにとても興味を持っています。

現代科学では、未だに解明できていない未知の領域であり、「死後の世界はある」とも、「死後の世界はない」とも断言できないのが実情ではないでしょうか。

死後の世界が科学的にあり得ない、という話もよく聞きますが、科学は未知の発見の連続である訳です。現代の科学で説明できないということが、即ち、死後の世界を否定する十分な証拠がある、とするのは短絡的な発想で、ただ我々が到達できていない領域であるだけなのかなと思います。

かといって、絶対にありますよ、とも言えないもので、つまり死後の世界があるかどうかというのは、わからないということしかできないのかな、と思います。

昔から死んだらどうなるのかとか、生きている意味って何だろうとか、そんなことを思ってきました。

そんな私が最近amazonで見つけて読んだのがこの「死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」」と言う本です。

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本の概要

この「死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」」という本はアメリカの心理学者、マイケル・ニュートンによって書かれた本で、患者とのカウンセラー及び催眠療法を通じて、著者が知り得た事例をまとめたものとなっています。

本書では、著者がこれまで施してきた催眠療法の中で、29人の患者(被験者)との実際のカウンセリングの様子を抜き出し、著者が知り得た内容について、説明するというものになっています。

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本書の説明は科学的か

本書における説明は科学的に実証されたものであるか、と言われると肯定することはできません。

本書における内容は実験的に検証されたものではなく、あくまでも催眠療法中の被験者がこんなことを言ってましたよ、という内容のもので、実際のところ本当なのか、と言われたらわかりません。

ただ、被験者による説明が一貫しており、死後の世界(本書の中ではスピリットの世界)の描写が一致していることも少なくなかったそうです。

ちなみに医療の世界には「エビデンスレベル」という研究方法の信頼度の目安が存在しており、以下のような段階に分けられます。

エビデンスレベルとしては、Iが最も高く、VIが最も低いです。

I システマティック・レビュー/RCTのメタアナリシス
II 1つ以上のランダム化比較試験による
III 非ランダム化比較試験による
IVa 分析疫学的研究(コホート研究)
IVb 分析疫学的研究(症例対照研究、横断研究)
V 記述研究(症例報告やケース・シリーズ)
VI 患者データに基づかない、専門委員会や専門家個人の意見

医療のエビデンスレベルとダイレクトに比較できるものではないと思いますが、本書での研究はエビデンスレベルV~VIの内容となっており、エビデンスレベルとしては低いものでありますが、個人的にはとても興味深い内容でした。

どちらかというと、宗教的な側面、精神的な面が強い書籍ですが、読む価値はあったと感じています。

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死後の世界はある

本書における主張は、死後の世界はあり、私たちは自身の成長のためにこの世に生まれ、人生で様々な経験をして学び続けいている、というものです。

私たちの魂は何千年、何万年、途方もない長い期間の間、無数の生を経験し、輪廻転生し、学び続けているそうです。

私自身、本書を十分に理解できていないこともあるので、今後もそれぞれのケースを振り返りながら、本書の考察を進めていきたいと思います。

死後の世界が教える「人生はなんのためにあるのか」を読んだ感想と考察 その2
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kindle unlimitedで無料で読める

ちなみに本書は購入しなくても、Amazonのkindle unlimitedに登録されている本ですので、kindle unlimitedに登録すれば、kindleやkindle系のアプリから読むことができます。kindle for PCを使用すれば、PCでも読めます。

初回なら30日間は無料で読めるので、本書とこの姉妹本「死後の世界を知ると人生は深く癒される ――退行催眠67ケースから分かった魂の誕生、記憶、そして運命」の2冊で約4000円(2019年9月時点)しますが、興味ある方はkindle unlimitedを試しつつ読んでみるのもありかと思います。

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