英語スコアの必要性に迫られ、Duolingo English Testを受験しました。(TOEICも昔受験して認定証も手元にあるのですが、形式が変わる前だったため提出できず。。。)
また、本来はTOEICを受ける予定だったのですが、コロナの影響でTOEICが受けられなくなってしまいました。提出先の方ではDuolingo English Testの結果も受理できるとのことで、今回Duolingoに挑戦しました。
このテストの謳い文句は、家で2時間で、しかも$49(約5000円)で受けられ、2日で結果が返って来るという画期的な試験です。(2020/06/25現在は5日以内となっています。)
ただ、家で受けられるということはそれだけ環境を整える必要もあります。自分はこの環境構築に手間取り、計6回無効試験を食らうというまじで辛い1カ月半を過ごし、ようやくDuolingo English Testのスコアをゲットしましたので、情報共有させて頂きます。
スコアの提出期限も迫っている中での受験でして本当につらかったです。
そもそも無効試験を食らっている中で、提出期限を過ぎてしまったため、後日スコアを提出するという形になりました。できるだけ早くスコアが欲しかったのですが、無効試験の連打はマジで堪えました。
受験に必要なもの
運転免許証かパスポート
現物をウェブカメラで鮮明に撮影する必要があります。
文字が読み取れないと、ID認証が通りません。(ID認証だけ通らなかった場合は、テスト受験後しばらくして連絡が来るので、IDだけ再度ウェブカメラで撮影して再提出することになります。)
PC(おそらくノートPCの方がよい)
おそらくノートPCの方がよいというのは、Duolingoがウェブカメラで受験者の目線を確認するためです。スクリーンが大きいとスクリーン外を見ていたとみなされ、無効試験になることがあります。(22インチのモニターを使って受験したとき、スクリーンから目が離れていたと見なされました。)
※おそらくノートPCがよい、とか書いているのは後述しますが、自分が苦労したポイントだったためです。必ずしもそうでなければいけないという訳ではありません。
ウェブカメラ
おそらくPCに付属しているものの方がよいですが、自分は外付けのものを使用しました。
最近のノートPCであれば、基本的にカメラがついているのでウェブカメラを別で買う必要はありません。
外付けのカメラを使う際の注意点はカメラをモニター上部中央に設置する必要があります。これはおそらくDuolingo試験ではカンニングの判定を受験者の目線で判定しているためです。
カンニングしていたかどうかは関係なく、目線がモニターから離れるとカンニングと見なされます。
タイピング時にキーボードを見るという視線の動きについてはDuolingo側で許容されている程度の視線の動きであれば問題ないようです。
基本的に目線の動きで見ているので、Duolingo側で目線の動きがダメと判定されたら、ダメなようです。一度サポートセンターに連絡して食い下がりましたが、ダメでした。
マイク(イヤホンマイクは使えません)
最近のノートPCであれば、マイク機能付きだと思います。
別売りで買うなら、マイク機能付きのウェブカメラで十分です。
マイクだけ買うなら、イヤホンマイク以外のものを買いましょう。カンニング防止のため、イヤホンは使用できません。
スピーカー(イヤホンは使えません)
これも自分みたいにスピーカーが壊れていたなんていうことがなければ、PC付属のもので十分です。
マイクと同様、カンニング防止のため、イヤホンは使用できません。
カメラ&マイクつきのノートPCがあれば問題なし
受験に必要なものとしては、カメラ&マイク付きのノートPCを持っている方はおそらくほとんど問題なく受験できるのではないでしょうか。
私の場合、そういったカメラ&マイク付きノートPCを持っておらず、ウェブカメラも持っていなかったことに加え、PCのスピーカーも壊れてたりと、色々ありめちゃめちゃ苦労しました。
今回は、私がめちゃめちゃ苦労して発狂したくなった(発狂していた)1カ月半を振り返ろうと思います。
Duolingoの試験への挑戦
自宅にあるデスクトップPCで受験することとしました。
ウェブカメラは持っていませんでしたが、スマートフォンをウェブカメラ代わりに使用できる「NDIツール」というものを使用して、iPhoneをウェブカメラの代用とし、テストに挑戦しました。
すると、途中で画面がフリーズしました。
右下のヘルプをクリックしたところ、フルスクリーンモードが解除され、無効試験の判定となりました。
リトライ
色々調べてみましたが、原因がよくわかりませんでした。この時練習テスト(Practice Test)のときは問題なくできることも確認できたので、少し時間をおいて再度挑戦しました。
すると、最後の設問までたどりつくことができましたが、試験を送信している途中でフリーズし、無効試験となりました。
リトライ2
ヘルプセンターに連絡したところ、ウェブカメラの代わりだったとしても、スマートフォンは使用してはいけないとのことだったので、こちらのロジクールのウェブカメラを購入しました。
ちなみに後に書いていますが、新たに別のウェブカメラを買いなおしています。(身分証明書として運転免許証またはパスポートをウェブカメラで撮影する必要がありますが、こちらのウェブカメラだと焦点距離の調節ができないため、読み取ってくれません。)
ウェブカメラが原因とのことで、心機一転もう一度挑戦しました。
途中の設問でフリーズしました。無効試験となりました。
(買いなおしたウェブカメラはこちらです。焦点距離が固定でなく自動で調節してくれるものを選ばないといけません。)
リトライ3
ヘルプセンターに連絡しました。
プラグインを無効にしたり、ネットの整備などして環境を整えてもう一度試してくれとのことだったので、とりあえずもう一度挑戦しました。
途中の設問でフリーズしました。無効試験となりました。
この頃になるとフリーズすると発狂していました。
Duolingoへの不信感がだんだん強くなっていました。
リトライ4
ヘルプセンターに連絡していくつかやり取りをしたものの、原因はよくわからず。。。
プラグインは全て削除したし、ネットも有線で問題ないし。
ふと、1点気になった点がありました。
起動すらさせてなかったのですが、インストールしていたNDIツール(iPhoneのカメラをウェブカメラとして使用できるアプリ)をアンインストールして挑戦したらうまくいくかもと思ったのです。
ということで、NDIツールをアンインストールさせて試験に挑戦したところ、最後までたどりつくことができました!
(DuolingoのシステムとNDIツールの相性が悪かったんですかね、詳しくないのでよくわかりませんが。Duolingo側にカンニング対策のプログラムみたいなのが組まれているのでしょうか。カメラにアクセスするようなソフトが起動しているとダメなんですかね。)
歓喜でした。ただその喜びは長くは続かなかったのです。
絶望
試験から4日後、Duolingoから1通のメールが届きました。
自分はようやく採点が終わったのだろうと思いました。
メールの内容は、スクリーンから目が離れたため、試験は認定できないというものでした。
自分はもうDuolingoの試験を受けるのが嫌になっていました。
提出期限もぎりぎりだったため、ヘルプセンターに連絡し再度確認してもらうようにお願いしました。
絶望2
4日後、Duolingoからメールが届きました。
内容は変わらず、目線が何度も離れているため、試験は認定できないというものでした。
この判定は覆らないとのことで、がっかりです。
スクリーンから目線を離してはいけないって言われても、そもそも離してないし、これ以上どうすればいいのか。
絶望です。
というか、提出期限に間に合いませんでした。
ただスコアについては後日提出するという形になり、安堵しましたが、再度受験してできるだけ早くスコアを取得する必要もありました。
そこでふと思い当たることがありました。
私はデスクトップPCで受験していたのです。
スクリーンが大きいために画面から目を離していたと認定されたのではないかということが私の頭をよぎりました。(スクリーンサイズは22インチです。)
そのため、ノートPCで受験すれば、問題なく受験できるかもしれないと思いました。
ノートPCで受験する
持っていたノートPCを使ってみることとしました。
・ウェブカメラが付いていない
・スピーカーが壊れていた&外部接続のスピーカーを持っていない
この2点がネックでしたが、ノートPCをTVにHDMIケーブルで接続し、TVからは音を拾って受験することとしました。
ウェブカメラはデスクトップPCで使用していたものを接続して使用することとしました。
TVをノートPCの向こう側において受験したため、非常にやりにくい環境でしたが、無事解き終わることができました。
ノートPCのスクリーンから視線をはずすと、おそらく認定されなくなるため、かなり神経を使いました。
ちなみに、私が使用したのは持っていた化石Let’s Noteです。画面サイズは12インチと小ぶりなので、スクリーンから目が離れているとは見なされにくいと考えました。
最近のPCだとMicrosoftのSurface Proなんかが画面サイズ12.3インチと近いので、スクリーンから目が離されていると見なされる場合にはスクリーンが小さいタイプのPCを使用するといいかもしれません。
絶望3
試験終了の3日後、Duolingoからメールが届きました。
自分はようやくこのDuolingoの呪縛から逃れられると思いました。
そして、メールを見た瞬間発狂しそうになりました。
IDが認証できませんでした。と書かれていました。
どうやら、受験時に撮影したパスポートの写真がぼやけていたということです。
普通なら、そんなもの撮影しなおせば大丈夫だと思うでしょう。
しかし、どうしても手持ちでは解決できない事態がありました。
ウェブカメラの性能です。
自分の持っていたウェブカメラでは、どうしても鮮明に撮影することができませんでした。
そのため、性能の高いロジクールのウェブカメラを購入しなおしました。焦点距離が固定されていないため、IDを近づけてピントが合う位置で撮影することができると思われました。
予想は的中し、そちらのウェブカメラで撮影したところ、無事認証が通りました。
歓喜でした。
記事にするとあっさり終わってしまいましたが、まじでめちゃくちゃ苦しんだ1ヶ月半でした。物投げまくりの発狂しまくりの精神状態でした。
もう経験したくありません。
ようやくスコアGET
念願のスコアゲットです。
スコア自体はお世辞にも良いものではありませんが、あるとないでは雲泥の差ですので、スコアを取得でき救われました。
そもそもスコアを取れたことが嬉しくて、正直点数はどうでもよくなっていました。
参考までに、Duolingoで105だとTOEFL ibtが80-85なので、TOEIC換算で730-770くらいになるかと。(正直TOEFL iBTで80も取れないとは思いますが。)
ということで、長いDuolingoとの戦いが終わりました。
こんな状況に陥る人はいらっしゃらないとは思いますが、皆さんもDuolingo English Testを受験する際には気をつけて下さいね。
(2020/08/08追記)
スコアがより細かくサブスコアとして算出されるようになりました。
以下の4つの分類で算出されるようになり、自分の得意・苦手分野がスコアからわかるようになりました。
- Literacy(読んで書く能力)
- Conversation(聞いて話す能力)
- Comprehension(読んで聞く能力)
- Production(書いて話す能力)
アウトプットが苦手という意識でしたが、これを見ると明らかですね。
日本の英語教育はインプット中心なので、同じようにアウトプットが苦手という人は多いのではないでしょうか。
Duolingoを受ける前に対策するならアウトプットがオススメです。
余談
蛇足です。
以前、TOEICは870点を取得したことがあるので、自分の英語力がかなり偏ったものであるということがよくわかりました。TOEICだとListeningとReadingしかないし、正直わかってなくても選択肢から問題&答えが予想出来たりするので。
(そもそも英語力といっていいのかわからないですね。自分が頑張って上げていたのは英語力ではなく「TOEIC力」だったのかも。TOEICで点数上げようと頑張ってた時も英語ができるようになった実感は全くなかったです。870点取ったときはReadingの時間が20分くらい余ったので、TOEICの文章を読むのが尋常じゃなく速くなってたくらいです(当時だけ)。少なくとも今回のDuolingoにはあまり役立たなかったかと。)
コメント
初めまして。コメント失礼いたします。こちらのDuolingoの記事読ませていただきました。
私も今アメリカの大学に通っていて、他大学への編入を希望しているため出来るだけ早くDuolingoのスコアを取らないといけないのですが、7月初めから受け始めてもう5、6回受けましたが受けるたびに無効試験になるためうんざりしています。しかも「長い間目を逸らしている」という謎の理由で私も一回無効にされました。(笑)
期日までにスコアを提出出来るかどうか分かりませんが、私も諦めずに頑張ってみようと思います!
似たような経験をされていたのでコメントさせて頂きました。
初めまして、管理人です。このような記事にコメント下さいまして、ありがとうございます。
提出期限迫っていると、めちゃめちゃストレス溜まりますよね、まさか同じような境遇の方がいるとは・・・。
無効試験が続きすぎて、自分はもう絶対にスコア取れないのではないか、という気持ちになっていました。
参考になる部分はなかったかもしれませんが、
こちらの記事が何かしらのお役に立ったのであれば、幸いでございます!
無事にスコアの取得&提出ができますよう、幸運を祈っています!
はじめまして。
大学院入試のためにDuolingoのテストを受験している者です。
現在まで4回はじかれてしまい、途方に暮れかけている状況です。
最初の2回は自宅でWifi環境下で受験していてはじかれたため、3回目は職場で有線を使用して受験し、採点まで進むことができました。しかし今度はスピーキングの問題で無言の時間が続いてしまい、受理されませんでした。
4回目は無言の時間が続かないよう頑張ったのですが、再度受理されませんでした。締め切りが迫っているため再度受験を考えましたが、問題点がわからない中闇雲に受験して再度はじかれるのもいらいらするので笑、現在サポートセンターに問い合わせし、返信を待っています。
受験後すぐに問題点がわかればここまで時間がかかることはないと思うのですが、そこの対応は難しいんでしょうかね…。
同じような状況下で粘って受験している方がいることをこの記事で知って、私もめげずにトライし続けようと思いました。ありがとうございます。
長文失礼しました。
こんにちは、コメントありがとうございます。
無効試験が続くと心が折れてきますよね、特に何がダメなのかがわからないと。。。
状況が違うのでなんとも言えませんが、サポートセンターに問い合わせたということで、もしかしたら「Appeal Results」で試験官による再確認の申請を促されるかもしれません。
自分が視線を離れていたという結果を受け取った時は申請してから試験官によるチェック+返信が来るまで4、5日程度かかりました、、、という情報共有を念のため。。。
全然違う状況だったらスイマセン!
技術的な解決策は提示できませんが、この記事がメンタル面でなにかしらお役に立てたのであれば幸いです。
無事にスコア認定されますこと、祈っております!
初めまして。コメント失礼致します。
私もここ数ヶ月何度も無効試験を食らっています。
明るい部屋でカメラもきちんとパソコン内蔵しようでラグもなくできているはずなのです。また一番上の真ん中にカメラが位置しているためしっかりと映像も取れているはずです。話す時はきちんとカメラというより画面とカメラの間を意識して、上過ぎると目を逸らした判定になったのでそこを注意していました。しかしずっと長時間逸らしていたと言われます。ここ10回辺りです。本当に試験を見ているのかも疑問に思えてくるほどです。
何が悪いのかも質問の返答にて書いてくれません。Duolingoが本当に試験を見ているのかも疑問になってきています。。。
気づかずにずっと放置してしまっており、申し訳ありません。同じ状況の中で頑張っている方もいらっしゃるということでこちらに載せて頂きますね。よろしくお願い致します。
はじめまして。
大学院受験のためにDuolingoを受けていますが、管理人さんとこちらのコメント欄に書き込まれている方々と同様に認定不可連発しています。
これまでにスピーキングで喋れず認定不可、サードパーティーのカメラアプリ使用で認定不可×2と苦しんでいます。
ぼくのPCはどうやらカメラ使用の際にデフォルトでインストールされているカメラアプリが起動される設定になっているようなのでこれからそのアプリをアンインストールして臨もうと思っています。
だんだん心が折れてきて大学院ごとあきらめようかなと思ってましたが、もう少しtryしようかなという気になりました。
なにではじかれるかわからないので一応ヒゲは沿って受けようと思いました。(免許証はヒゲなし)
駄文失礼しました。ありがとうございました。
コメントありがとうございます。こちらの記事が、(気持ち的な面でだけでも)お役に立ったなら幸いです。無事に試験が通りますこと、祈っています!
初めまして。
私は、皆さんの無効体験談を参考に視線が無意識に他の場所に行かない為に机上、目の前の棚にある物を全て移動させ、耳が見えるようにポニーテールをし、試験中にメルマガを受信しないように何十件も解除して、試験を受けました。
1回目は、午前中に医者からの電話が来てMacに着信があり(Macbookとiphoneが知らぬ間に連動)強制終了
2回目は、スピーキングの回答が全く問題に関係ないとのこと。(?)
最後のチャレンジである3回目は、MacBook(先週、購入した)にupdateの通知が届いた為、強制終了
主人が英語圏の大学や大学院向けにオンラインテストのソフトウェアを作る会社のプログラマーなのですが、彼曰く「duolingoのデザインが物凄く悪い。こんなシステム良くないから問題点を伝えてもduolingoが何もしなかったらredditにでもreviewをして問題点を受験者に公表した方が良い」と言われました。
“I was interrupted out of my control”と上記の理由をメールで問い合わせたところもう1度だけ無料で受験を許可してもらいました。
このどうしても自分では避けられない強制終了の体験を公表したく、投稿致しました。
コメントありがとうございます。
困っている方の参考になりそうな具体的な体験談をご提示下さり、ありがとうございます。
プログラマーの方から見てもおかしいとのことで、この部分は将来的には改善されていきそうですね。
(この試験自体はかなり先進的ですし、Duolingo自体も飛ぶ鳥を落とす勢いの企業らしいので問題点がきちんと伝われば改善されていきそうな予感はします。。。)