中華系アクションカメラのメーカーの一つであるVictureのアクションカメラの比較記事です。
Victureってどんな会社?
いくつもの格安アクションカメラを作り出しているVictureですが、日本国内で生活している限りVictureという名の会社に出会う機会はほとんどありません。
まずはVictureってどんな会社なのか、調べてみました。
Victureは正式名称をVicture Industrial Co.limited(Victure工業株式会社)といいます。
Victureグループが提供しているサービスは以下の6つです。
・品質検査
・施設監査
・資源調達
・中国関連サービス
・物流
これを見ると、純粋な電化製品のメーカーとは異なるようです。
ただ、工場の監査や資源調達(人的ソース、材料調達)といったことのノウハウの蓄積があるため、それらのプロジェクトの一環で、OEMと組んでVictureというブランドでアクションカメラの製造・販売を行っていると思われます。
所在地は中華人民共和国の深セン市です。
設立年は2006年であり、成長著しい深センの新興企業の一つであると考えられます。
設立者はPaul Weeedmanであり、OEMメーカーで品質管理やプロジェクトマネジメントなどの経験を積んできた人物です。
Victureが製造・販売しているカメラは?
私の知る限りでVictureが現在製造・販売しているカメラは以下の5つです。いずれもAmazon.com(Victure製品一覧)で購入することができます。
AC600というものもあるのですが、評判が悪く、現在入手できないようなので、除外しています。
VictureのHPを見ると、4種類が掲載されています。VictureのHPには直近6カ月以内に販売が開始されたタイプは掲載されていないようです。

VictureのHPにはAC200、AC400、AC600、AC800が掲載
それぞれのアクションカメラを比較してみた!
これらのアクションカメラを比較してみました。
空欄は調査中の欄です。情報が分かり次第更新していきます。
型番 | AC200 | AC400 | AC700 | AC800 | AC900 |
価格 | 2980円 | 3380円 | 5880円 | 7480円 | 9880円 |
発売年月日 | 2017/3/13 | 2018/5/21 | 2018/11/11 | 2018/2/25 | 2019/1/16 |
センサー | AR0330 | Sony IMX179 | Sony IMX078 | ||
チップ | NT96665 | NT96660 | |||
レンズ | 170°広角レンズ | 170°広角レンズ | 170°広角レンズ | 170°広角レンズ | 170°広角レンズ |
ディスプレイ | 1.5インチ液晶 | 2インチ液晶 | 2インチ液晶 | 2インチ液晶 | 2インチ液晶 |
映像解像度(最大) | 1080P 30FPS | 1080P 30FPS | 4K 30fps | 4K | 4K |
画像解像度(最大) | 12M 4032*3024 | 12M 4032*3024 | 16M | 20M | |
動画フォーマット | MP4 | MOV | MOV | MOV | MP4 |
画像フォーマット | JPG | JPG | JPG | JPG | JPG |
動画圧縮規格 | H.264 | H.264 | H.264 | H.264 | H.264/H.265 |
Wifi接続 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ISO | Auto/100~400 | Auto/100~400 | Auto/100~3200 | Auto/100~400 | Auto/100~1600 |
露出補正 | ±2.0 | ±2.0 | ±2.0 | ||
バッテリー容量 | 1050mAh | 1050mAh | 1050mAh | 1050mAh | 1350mAh |
連続撮影可能時間 | 約120分 | 約90分 | 約120分(FHD) 約60分(4K) |
||
充電時間 | 約3時間 | 約3時間 | 約3時間 | 約3時間 | 約3時間 |
大きさ | 60*42*25mm | 60*40*25mm | 60*40*25mm | 60*40*25mm | 57*40*28mm |
重さ | 63g | 58g | 78g | ||
防水ケース性能 | 30メートル | 30メートル | 40メートル | 40メートル | 30メートル |
対応メモリーカード | MicroSD (Class 10) |
MicroSD (Class 10+推奨) |
MicroSD (Class 10+推奨) |
MicroSD (Class 10+推奨) |
MicroSD (Class 10+推奨) |
外部端子 | Micro USB Micro HDMI |
Micro USB Micro HDMI |
Micro USB Micro HDMI |
Micro USB Micro HDMI |
USB TypreC |

どれがおすすめなのか?
結局どれがおすすめなのか、というところですが、基本的に新しければ新しいほど洗練されてきますので、発売年月日が比較的新しいAC700やAC900と思います。
ただ、チップやセンサーの記載がそろっているのは、AC800です。他は公表されていないので、何か裏がある可能性は十分にあります。
その観点では、AC800が最も安心できる製品かと思います。
安価な中華製アクションカメラの中でも、きちんとしてそうな印象を受けるので、試しに購入するのはありかと思います。
ちなみに私はこちらのAC900を購入しようと考えています。
使ってみて新しい情報が分かり次第、またレビューしたいと思います。

2019年4月15日追記
結局、別のアクションカメラに手を出しました・・・。
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